沖縄本島南部、糸満市にある「糸満イカダ(つりぐのぞうさん)」は、美しい沖縄の海を存分に楽しめる海上釣り堀です。
地元の常連から観光客まで幅広く利用されており、南国ならではの大型魚に挑戦できる貴重なスポットとなっています。チヌ(ミナミクロダイ)やタマン、ミーバイ(ハタ類)など南国特有の魚種が釣れるのが魅力で、釣具のレンタルも充実しているため観光で訪れた方でも手ぶらで楽しむことができます。
イカダには屋根とトイレが完備されており、夏の強い日差しを避けながら快適に釣りを楽しめる環境が整っています。
糸満イカダ(つりぐのぞうさん)の基本情報
- 場所: 〒901-0305 沖縄県糸満市西崎2丁目24-3
- 営業時間: 7:00~17:00(釣りイカダ)
- 定休日: 不定休
- 平均予算: 大人2,800円、小人2,300円、幼児1,800円
- レンタル: 釣具は1,000円から種類による(予約時に申し込み・予約優先)、ライフジャケット200円
- 釣具の持ち込み: 可能
- 釣れる魚: チヌ(ミナミクロダイ)、タマン、ミーバイ(ハタ類)、カーエー(ゴマアイゴ)
- 注意事項: 糸満イカダへの渡船はつりぐのぞうさんで受付。イカダは屋根付きトイレ完備。出港は人が集まり次第で常時運行。迎えの便は11:00、13:00、15:00、17:00
- ウェブサイト: http://turigunozousan.ti-da.net/
料金体系について
糸満イカダは基本料金内で釣った魚をすべて持ち帰ることができます。養殖魚をイケスで釣る釣り堀とは違い、天然の魚を釣ることになります。入場料に釣り代が含まれているため、追加の買取料金は発生しません。家族でお得に釣りを楽しめるよう、子供料金も設定されています。
釣果に左右されず予算を固定できるので、旅行者にとっても安心して釣りを楽しめるシステムになっています。釣った魚はその場で締めてもらえるサービスもあり、BBQにするのもいいし、持ち帰って楽しむのもいいでしょう。
注意事項と補足データ
- 釣具レンタルを希望する場合は、必ず事前の電話予約時に申し込みが必要です
- 道具を持ち込む場合、本州と比べて魚が強いため、道糸やハリスは太めのものを準備しましょう(道糸7号・ハリス8号程度が推奨)
- イカダは波の影響を受けるため、台風接近時や悪天候時は営業していない場合があります
- 帽子や日焼け止め、タオルなどの暑さ対策グッズは必須です
- 釣った魚は基本的に持ち帰りとなりますので、クーラーボックスなどの準備を検討してください
- イカダでは飲食も可能ですので、飲み物や軽食の持参をおすすめします
糸満イカダ(つりぐのぞうさん)のおすすめ仕掛け・釣りのコツなどの情報
沖縄の海では本州と比べて魚のパワーが強いため、タックル選びが重要です。初めて訪れる方は以下の情報を参考にしてください。
チヌ(ミナミクロダイ)を狙う場合
チヌは糸満イカダで最も人気のある魚種の一つです。本州のクロダイよりもパワフルなため、強めのタックルが必要です。
推奨タックル(レンタル利用の場合):
- 竿:硬めの磯竿(2.7m〜3.6m程度)
- リール:2500〜3000番クラスのスピニングリール
- 道糸:PE1.5号または5号以上のナイロンライン
- ハリス:5〜8号のフロロカーボン
- 針:丸セイゴ6〜8号または沖縄チヌ針
釣り方のコツ:
- 朝夕の時間帯が特に活性が高い
- 棚は中層から底を探るのが効果的
- エサはオキアミやコーン、練り餌が有効
- 合わせは強めに入れること
- アタリがあったら一呼吸置いてから合わせるとフッキング率が上がります
ミーバイ(ハタ類)を狙う場合
ミーバイは沖縄の高級魚の一つで、引きが強く食味も良いことから人気があります。
推奨タックル:
- 竿:胴調子の竿または船竿(2.1m〜2.7m)
- リール:3000〜4000番クラスのスピニングリール
- 道糸:PE2号以上またはナイロン8号程度
- ハリス:8〜12号のフロロカーボン
- 針:丸セイゴ6〜10号
釣り方のコツ:
- 底付近を探ると良い
- 大きめの活きエサ(小魚など)や切り身が効果的
- 急激な引きに備えて竿を立てすぎないよう注意
- アタリがあったら即合わせ
- 一度穴に入られると取り込みが難しくなるので、初期のやりとりが重要
タマンを狙う場合
タマンは沖縄の代表的な魚の一つで、夏場に多く釣れます。
推奨タックル:
- 竿:中硬調の磯竿(2.7m〜3.6m)
- リール:2500〜3000番のスピニングリール
- 道糸:PE1.5号または5号以上のナイロン
- ハリス:5〜7号のフロロカーボン
- 針:丸セイゴ7〜9号
釣り方のコツ:
- 中層から表層を狙うと効果的
- オキアミやエビの切り身などの魚系のエサが有効
- よく動く魚なので、広い範囲を探ると良い
- 日中の時間帯でも活発に釣れることが多い
糸満イカダ(つりぐのぞうさん)へのおすすめアクセス情報
車でのアクセス
那覇空港から車で約30分、那覇市内からは約25分程度で到着します。沖縄自動車道の南風原南ICから国道331号線を南下、糸満方面へ向かい、西崎の交差点を右折するとつりぐのぞうさんに到着します。駐車場も完備されていますので、レンタカーでのアクセスが便利です。
公共交通機関でのアクセス
那覇バスターミナルから糸満行きのバスに乗車し、「西崎入口」バス停下車後、徒歩約10分です。ただし、釣具や荷物がある場合は少し不便かもしれません。タクシーを利用する場合は、那覇空港から約4,000円程度で到着します。
観光客向けのアクセスプラン
観光で沖縄を訪れる方には、以下のプランがおすすめです:
- 那覇空港でレンタカーを借り、宿泊先にチェックイン後、翌朝早めに糸満イカダに向かう
- 沖縄南部観光と組み合わせて、午前中に糸満イカダで釣りを楽しみ、午後は平和祈念公園や美々ビーチなどの観光スポットを巡るコース
- 半日だけ釣りを楽しみたい場合は、午前の部(7時〜)または午後の部(13時〜)を選択できる
近隣の宿泊施設やレンタカーを探すなら
宿泊施設:
- 【最安】サウスアイランドリゾート(一泊5,000円〜)
- 【平均】サザンビーチホテル&リゾート(一泊12,000円〜)
- 【高くてもいい】ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド(一泊25,000円〜)
レンタカー:
- 【最安】OTSレンタカー(コンパクトカー3,000円/日〜)
- 【平均】トヨタレンタカー(コンパクトカー5,000円/日〜)
- 【高くてもいい】日産レンタカー(ミニバン8,000円/日〜)
釣りの道具を持ち込む場合や、釣った魚を持ち帰る場合はトランクスペースの大きめの車がおすすめです。
実際に利用したユーザーの声を抜粋
「地元でよく通う釣り場です。スタッフの方々も親切で、初心者でも安心して釣りを楽しめます。子供と一緒に行きましたが、大きなチヌが釣れて大喜びでした。」(40代男性)
「観光で沖縄に来たついでに立ち寄りました。レンタル用具も充実していて手ぶらで楽しめました。釣った魚はホテルで調理してもらえるよう頼みましたが、新鮮でとても美味しかったです。」(30代女性)
「初めて海釣りをしましたが、スタッフの方が親切に教えてくれたおかげで、タマンが釣れました。沖縄の海を間近で感じながらの釣りは格別です。料金も手頃で大満足でした。」(20代男性)
「10年以上通っていますが、四季を通じて安定した釣果があります。特に夏場は大型のミーバイが釣れることも。ブログでは過去の釣果情報も確認できるので、狙い目の時期がわかりやすいです。」(60代男性)
地元の人にも知られている筏釣りで、高評価を得ています。旅行者にとっても、釣具レンタルもあるし料金も手頃。特に「タマンを釣ってみたい!」と考えている人には良い選択肢といえるでしょう。
【まとめ】糸満イカダ(つりぐのぞうさん)をおすすめしたい度
糸満イカダ(つりぐのぞうさん)は、沖縄ならではの海上釣り体験ができる貴重なスポットです。地元で長く愛されている理由が分かる、安定した釣果と手頃な料金設定が魅力です。特におすすめしたいのは以下のような方々です:
- 沖縄旅行の合間に釣り体験をしたい観光客
- 家族で楽しめるアクティビティを探している方
- 本州とは異なる魚種を釣ってみたい釣り愛好家
- 初心者から上級者まで幅広いレベルの釣り人
渡船の時間も柔軟で、帰りの便も定期的に運行されているため、自分のペースで釣りを楽しめる点も大きなメリットです。釣具のレンタルは事前予約が必要ですが、この点さえ押さえておけば、旅行者でも手ぶらで気軽に沖縄の海釣り体験が可能です。
公式ホームページでは過去10年近くの釣果実績が記録されていますので、訪問を計画している時期の情報をチェックしておくと、より効率的に釣りを楽しむことができるでしょう。沖縄の自然と食を同時に楽しめる、まさに一石二鳥のスポットとして、高くおすすめします。
年間を通して温暖な気候の沖縄ですが、特におすすめの時期は5月〜10月。この時期は魚の活性も高く、様々な魚種が釣れやすくなります。夏場は暑さ対策をしっかりと行いつつ、沖縄の海の恵みを存分に楽しんでください。
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