山口県萩市にある「須佐湾フィッシングパーク」は、美しい須佐湾の自然を活かした特別な釣り場です。
天然の入り江を区切った環境で、マダイやブリなどの高級魚を狙える貴重なスポットながら、リーズナブルな入場料で楽しめます。特筆すべきは、その限定的な営業期間。ゴールデンウィークや夏季の土日祝、お盆期間のみの営業となるため、訪問チャンスが少ない分、価値ある体験となるでしょう。
釣った魚は買取方式との情報があります。利用する際は事前の確認が必要でしょう。
須佐湾フィッシングパークの基本情報
- 場所: 〒759-3411 山口県萩市須佐7248-10
- 営業時間: 8:30~16:00
- 営業日:
- 4/27~5/6(GW期間中の平日は休み)
- 7~9月の土日祝
- 8/13~15日
- 定休日: 上記営業日以外
- 平均予算: 1,000円~3,000円程度(入場料+レンタル料+魚の買取料)
- レンタル: 釣り竿200円、パラソル200円、椅子100円、エサ100円
- 釣具の持ち込み: 可能(特に制限なし)
- 釣れる魚: マダイ、ブリ、アジなど
- 注意事項: 釣った魚は買取タイプ(マダイ1kg2,100円、ブリ1kg1,600円)、リリース禁止
- ウェブサイト: 須佐湾フィッシングパーク情報
料金体系について
須佐湾フィッシングパークは非常にリーズナブルな入場料が特徴です:
- 1日券(4時間以上):
- 大人: 520円
- 子供: 260円
- 半日券(4時間未満):
- 大人: 260円
- 子供: 130円
釣った魚は買取方式となっており、持ち帰る際には以下の料金がかかるとの情報があります:
- マダイ: 1kg 2,100円
- ブリ: 1kg 1,600円
- その他の魚種: 施設で確認が必要
ブリクラス(約90cm)はおおよそ8kgほどあるので、1匹の買取価格は1万円を超えてしまいます。
入場料が非常に安価である反面、釣果が良い場合には買取料金が高額になる可能性があります。計画的な釣行が望ましいでしょう。
注意事項と補足データ
須佐湾フィッシングパークの最大の特徴は、その限定的な営業期間です。年間を通じて営業しているわけではなく、以下の期間のみの営業となります:
- ゴールデンウィーク期間(4/27~5/6、ただしGW期間中の平日は休み)
- 夏季の土日祝日(7~9月)
- お盆期間(8/13~15)
訪問を計画する際は、必ず事前に営業状況を確認することをおすすめします。
また、施設内で釣れた魚はリリース禁止で、必ず買い取る必要があります。高級魚が多数釣れた場合、想定以上の出費となる可能性があるため、注意が必要です。公式ウェブサイトや観光案内などでは買取料金が明記されていないケースが多いので、釣行前に施設に確認しておくと安心です。
須佐湾フィッシングパークのおすすめ仕掛け・釣りのコツなどの情報
マダイを狙うなら
マダイは本施設の代表的な魚種で、新鮮な状態で持ち帰れる魅力があります。
- 仕掛け: ウキ釣りか胴付き仕掛けが効果的です。
- エサ: オキアミや青イソメなどがよく使われます。施設でも100円でエサを購入できます。
- 釣りのコツ: 朝の時間帯が比較的活性が高いとされています。水深は場所によって異なるため、様々なタナを探ってみましょう。
- 買取価格: 1kgあたり2,100円。30cmクラスで約500g前後なので、1匹1,000円程度の計算になります。
ブリ(ハマチ)の狙い方
引きの強いブリも人気のターゲットです。
- 仕掛け: 強めのハリス(3号以上)を使用した仕掛けがおすすめです。
- エサ: イワシの切り身やオキアミなどが効果的です。
- 釣りのポイント: 深めの場所を探るように釣ると当たりが出やすくなります。
- 買取価格: 1kgあたり1,600円。小型のハマチでも1kg前後あるため、1匹1,600円程度の計算となります。
アジ釣りを楽しむ
初心者でも釣りやすいアジも人気です。
- 仕掛け: サビキ仕掛けが最適です。
- エサ: サビキ用のエサを使用します。
- 釣り方: 中層から表層を狙い、小刻みにアクションを加えると効果的です。
- 買取価格: 施設で確認が必要ですが、高級魚に比べると比較的リーズナブルです。
初心者の方や手ぶらで訪れる方には、施設のレンタル竿(200円)とエサ(100円)を利用することをおすすめします。椅子(100円)やパラソル(200円)もリーズナブルな価格でレンタルできるので、快適に釣りを楽しめます。
須佐湾フィッシングパークへのおすすめアクセス情報
須佐湾は島根県寄りの山陰エリアにあります。施設近くに山陰本線はあるものの、公共交通のアクセスが決して「良い」とはいえません。基本的に車での移動を推奨します。
車でのアクセス
車でのアクセスが最も便利です。
- 萩市内から: 国道191号線を益田方面へ、須佐で左折して約1時間30分
- 山陰自動車道から: 益田ICから国道191号線を萩方面へ約40分
- 駐車場: 無料駐車場完備
山口県の萩市と、島根県の益田市のほぼ中間にあります。島根県寄りに道の駅があるので、観光目的なら益田市からのほうがいいかもしれません。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関でのアクセスはやや制限されますが、JR山陰本線から徒歩移動で施設に行くことも可能です。
- JR山陰本線「須佐駅」から:
- 徒歩約20分
- タクシーで約5分
タクシー利用は事前の予約をおすすめします。レンタル釣具があるので手ぶらでもOKですが、徒歩20分は2km以上は歩くことになるので、帰りを考えての行動を勧めます。
おすすめ訪問時期と時間帯
限られた営業期間の中で効率よく楽しむためのポイントです:
- ゴールデンウィーク(4/27~5/6): 春の穏やかな気候で快適に釣りが楽しめます。ただし、平日は休業なので注意が必要です。
- 夏季の土日祝(7~9月): 暑さ対策を万全にして訪れましょう。早朝の時間帯がおすすめです。
- お盆期間(8/13~15): 夏休み中で混雑が予想されるため、開園直後の時間帯がねらい目です。
周辺の観光スポットや宿泊施設
須佐湾周辺には他にも魅力的なスポットがあります:
- 須佐ホルンフェルス: 国の天然記念物に指定されている奇岩群(車で約10分)
- 須佐湾遊覧船: 美しい須佐湾を船から眺められます(施設近く)
- 道の駅 萩・さんさん三見: 地元の新鮮な海産物が楽しめます(車で約20分)
このようなスポットを自由に巡るには車が有利ですので、レンタカー利用をおすすめします。
宿泊施設
施設の開放日が大型連休を意識しているため、宿泊予約を直前で取りづらいことに注意が必要です。
- 【最安】須佐温泉 みすゞの湯宿泊棟: リーズナブルな温泉宿。一泊6,000円~
- 【平均】萩観光ホテル: 萩市内の立地が良いホテル。一泊10,000円~
- 【高級】萩本陣: 歴史ある高級旅館。一泊18,000円~
実際に利用したユーザーの声を抜粋
「天然の入り江を活かした釣り場で、環境が素晴らしかったです。マダイが3匹釣れて、買取料金は少し高めでしたが、新鮮な魚を持ち帰れて満足でした。」(50代男性)
「夏休みに子供と訪れましたが、入場料が非常にリーズナブルでありがたかったです。レンタル竿も200円と安く、初心者の私たちでもアジが釣れて大喜びでした。」(40代女性)
「須佐湾の美しい景色を眺めながらの釣りは最高でした。営業日が限られているのが残念ですが、その分特別な体験になりました。ブリが1匹釣れて、夕食に最高の一品となりました。」(30代男性)
「入場料の安さに驚きました。ただ、魚の買取料金は事前に知っておかないと驚くかもしれません。それでも市場で買うよりはお得で、しかも自分で釣った新鮮な魚は格別の味でした。」(40代男性)
やはり買取に関するレビューが多いです。1匹のブリを市場で購入すると1万円以上はするので、販売価格としては妥当です。それを釣る体験を込みで考えるなら、マダイやブリを釣ったことがない人向けの達成プランにするのもアリでしょう。
【まとめ】須佐湾フィッシングパークをおすすめしたい度 ★★☆☆☆
須佐湾フィッシングパークは、天然の入り江を活かした特別な釣り場として、以下のような魅力があります:
- 自然環境: 美しい須佐湾の景観を楽しみながら釣りができる貴重なロケーション。
- リーズナブルな入場料: 大人1日520円、半日260円という破格の入場料で利用できる。
- 手ぶら対応: 釣り竿200円、エサ100円など、リーズナブルな価格でレンタル可能。
- 高級魚の釣果: マダイやブリなどの高級魚が釣れるチャンスがある。
一方で、以下の点には注意が必要です:
- 限定的な営業期間: GW、夏の土日祝、お盆のみの営業で、訪問チャンスが限られている。
- 買取方式: 釣った魚はリリース禁止で必ず買い取る必要があり、釣果が良いと予想外の出費になる可能性がある。
- 情報の少なさ: 買取料金などの情報が公式サイトなどに明記されていないケースがある。
総合的に見ると、限定営業期間内に訪れることができ、買取料金について理解した上で利用する方にとっては、素晴らしい釣り体験が期待できる施設です。
特に須佐湾の美しい景観と新鮮な魚を求める方、リーズナブルな料金で海釣りを体験したい初心者やファミリーにおすすめできるスポットといえるでしょう。
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