【冬の釣り堀】サーモン・トラウト攻略!専用仕掛けとエサで釣果を伸ばすコツ

冬サーモンの攻略。雪がつもる生け簀でも元気なサーモンは狙い目。その特性を理解した解説。

冬の釣り堀における「第三の選択肢」

「冬の釣り堀は修行」と言われることがあります。

確かに、主役である真鯛や青物の活性は下がり、ボウズ(釣果ゼロ)のリスクも高まる季節です。しかし、そんな冬だからこそ輝くターゲットが存在します。「サーモン(トラウト)」です。

多くの海上釣り堀では、水温が下がる12月から3月頃にかけて、ニジマスやサクラマスなどのマス類を放流します。これらは冷水を好むため、真鯛が口を使わないような低水温の日でも元気にエサを追います。

「真鯛狙いの外道」として扱われることもありますが、それは勿体ないことです。専用のタックルと戦略を用意すれば、ゲーム性が高く、数釣りも楽しめる極めて魅力的なターゲットになります。

今回は、冬の釣り堀の救世主とも言えるサーモン・トラウト攻略の要点を解説します。

目次

ターゲット(サーモン)の特性を理解する

サーモンを釣るためには、真鯛や青物とは異なるアプローチが必要になります。彼らの習性を理解することが第一歩です。

まず、彼らは「回遊魚」です。

真鯛のように底の障害物に定着するのではなく、イカダの中を表層から中層にかけて群れで泳ぎ回っています。そのため、一度回遊ルートを見つければ連発する可能性がありますが、逆に群れがいなければ何も起きません。

次に、視覚に頼って捕食する傾向が強いです。

目が良く、エサの動きや色、そしてハリスの太さに対して敏感です。動かないエサには見向きもしないことが多く、ルアーフィッシングに近い「誘い」の要素が重要になります。

サーモンの特性をイラストで説明している様子。回遊魚であること。資格に頼ってエサを食べること。だからこそ、特性を理解した回遊ルートと誘いアクションが重要になる。

専用タックルの準備

真鯛用の竿や仕掛けでも釣れないことはありませんが、釣果を伸ばすなら専用のセッティングが望ましいでしょう。

竿:感度と楽しさを優先する

可能であれば、シーバスロッドやライトゲームロッド(メバル・アジ用)を流用したいところです(※施設ごとのルール確認が必要です)。

サーモンの口は柔らかく、硬い竿で強く合わせると「口切れ」によるバラシが多発します。柔らかい竿で魚の引きを吸収しながらやり取りする方が、キャッチ率は上がりますし、何よりファイトが楽しいです。

ラインシステム:繊細さが鍵

ハリス(リーダー)はフロロカーボンの1.5号〜2号が基準になります。

真鯛狙いの3号〜4号では、見切られて食わないケースが多いです。青物が混在する生簀ではリスクがありますが、細糸を使わないとアタリさえ出ないこともあります。このギリギリの選択もサーモン釣りの面白さです。

針:形状にこだわる

針は「マス針」や細軸の「伊勢尼」など、刺さりの良い形状を選びましょう。チヌ針のような太い針は、吸い込みが悪く、バレやすいので避けた方が無難です。

サーモンを魅了するエサ選び

エサの選択肢も、真鯛狙いとは少し異なります。

  • ブドウ虫:サーモン釣りのド定番です。見た目に抵抗がある人もいるかもしれませんが、その集魚力は圧倒的です。白い色が水中で目立ち、特有の匂いがマス類を狂わせます。
  • オキアミ:万能エサですが、サーモン狙いの場合は動かし続けることが前提になります。
    いくら(人工イクラ):視覚アピールが強いです。ただしエサ持ちが悪いので、こまめなチェックが必要です。
  • キビナゴ:小型のキビナゴは意外と効きます。特にサイズの大きいマス類が反応する傾向があります。

「見せて食わせる」誘いのテクニック

サーモン釣りにおいて「置き竿」は厳禁です。常に竿を手に持ち、エサを動かし続ける必要があります。

基本は「落とし込み」と「巻き上げ」です。

仕掛けを投入し、ゆっくりと沈めていく(フォール)。底まで行ったら、ゆっくりと巻き上げます。この縦の動きで、魚の捕食スイッチを入れます。

特にフォール中に食ってくることが多いので、ラインの変化に集中しましょう。不自然に糸が止まったり、走ったりしたら即合わせです。

水が澄んでいて群れが見える時は、「サイトフィッシング(見釣り)」の独壇場になります。

群れの進行方向を予測してエサを投入し、鼻先を通すように操作します。魚がエサに向かって突進し、口に入れる瞬間が見える興奮は、他の釣りでは味わえない醍醐味です。

ブランドサーモンが狙える!おすすめ海上釣り堀

最近では、各施設が独自の「ブランドサーモン」に力を入れています。脂の乗りが良く、臭みのない高品質なサーモンを狙える代表的な施設を紹介します。

1. 釣り堀 水宝(兵庫県姫路市)

姫路・家島諸島にある西日本最大級の釣り堀です。ここで育てられた「白鷺(しらさぎ)サーモン」は有名で、脂乗りが抜群です。

ブランドサーモンのパイオニア的存在であり、専門のイベントコーナーも頻繁に開催されています。

2. 海上釣り堀オーパ(大阪府岬町)

大阪市内からのアクセスも良好な人気施設です。「みらいサーモン」などの高品質なトラウト類を放流しており、ルアーフィッシング(※要確認)も含めたゲーム性の高い釣りが楽しめます。

3. 爆釣美浜フィッシングパーク(愛知県美浜町)

愛知県ならではの希少種「絹姫(きぬひめ)サーモン」が狙える数少ない施設です。ホウライマスとアマゴを掛け合わせた絹姫サーモンは、その美しさと上品な味わいで食通を唸らせます。

まとめ:冬だからこそサーモンが楽しい

ボウズ逃れの「保険」としてだけでなく、メインのターゲットとして狙う価値が十分にあるサーモン。
繊細な仕掛けを駆使して、賢い魚との知恵比べを楽しむ。そして釣った後は、脂の乗った美味しい身を味わう。

「冬は釣れない」という固定観念を捨てて、サーモン狙いの準備をして釣り場へ行ってみてください。
寒さを忘れるほど熱中できるゲームが、そこには待っているはずです。

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