1月でも釣れる!冬に強いクロソイ・トラフグの特徴と狙い方

1月だからこそ狙えるクロソイとトラフグの攻略記事。男性アングラーがクロソイとトラフグを掲げている様子。

「1月は釣れない」と嘆くのは早計です。確かにマダイや青物の活性は下がりますが、視点を少し変えるだけで、1月の釣り堀は「通(ツウ)」が唸る最高のフィールドへと変貌します。

この時期の主役は、寒さをものともしないタフな魚たち。

彼らは釣り人に「繊細な駆け引き」と「食卓の豪華さ」をもたらしてくれます。マダイが沈黙する静かな水面の下で、熱い闘志を燃やすターゲットたち。

今回は、冬の釣り堀の救世主であり、極上の食材でもある「クロソイ」と「トラフグ」の攻略法を徹底解説します。

冬の海上釣り堀攻略マップ:クロソイとトラフグの狙い分け図解。
左(クロソイ):網際やコーナーの底付近に潜む。落ちてくるキビナゴに反応するリアクションバイト狙いが有効。
右(トラフグ):底から50cm〜1mほど浮いていることが多い。鋭い歯があるため、ワイヤーハリスが必須。
中央(マダイ):低活性で底に沈黙している様子との対比。
目次

冬の主役1:クロソイの特徴と釣り方

「北の鯛」とも呼ばれるクロソイは、寒さにめっぽう強い根魚です。低水温でも活性が下がりにくく、冬の釣り堀のメインターゲットとなります。

特徴

  • 貪欲な捕食本能:普段は障害物に潜んでいますが、エサが目の前を通ると「ドンッ!」とひったくるようなアタリを見せます。静寂を破るこの衝撃がたまりません。
  • 中層でのサスペンド:活性が高い時は底から離れ、中層で獲物を待ち構えています。根魚だからと底ばかり狙うのはもったいない魚種です。
  • 極上の食味:身が締まった冬のクロソイは絶品。刺し身はもちろん、皮付きのまま煮付けにすると、とろけるような旨味が溢れ出します。

狙い方とポイント

クロソイ攻略の基本は「際(キワ)」と「」です。

  1. ネット際・コーナー:イカダの四隅やネットの壁沿いの底付近に張り付いています。
  2. 落ちてくるエサに好反応:目の前にエサを落とし込むと、リアクションで食いつくことが多いです。ゆっくり落とし込み、着底したら少し待ち、また持ち上げて落とす…を繰り返します。

おすすめのエサ

  • キビナゴ:特効エサです。銀色の輝きと匂いで誘います。
  • 生きたシラサエビ:動きで誘えるため、食い渋り時に最強です。
  • カツオの切り身:匂いでの集魚効果が高いです。

冬の主役2:トラフグの特徴と釣り方

冬の味覚の王様「トラフグ」も、多くの釣り堀で冬季限定のターゲットとして放流されます。釣って楽しく、食べて最高な高級魚です。

特徴

  • 好奇心と警戒心の同居:きらめく物に興味を示しますが、違和感を感じると即座に吐き出します。
  • 鋼鉄の歯:その鋭利な歯は「ハリス殺し」。通常ラインは一瞬で切断されます。この「切られるか、掛けるか」のヒリヒリする緊張感が醍醐味です。
  • 独特の捕食音:吸い込みではなく「噛みつき」。金属的な感触や、モゾモゾとした違和感を察知する能力が試されます。

狙い方と専用対策

トラフグ狙いには準備が必要です。

  1. ワイヤーハリス必須:通常のナイロンやフロロでは切られます。市販の「海上釣り堀用トラフグ仕掛け」を用意しましょう。
  2. カットウ釣り的アプローチ:アタリは非常に小さいです。エサをついばむような挙動を感じたら、即座に合わせる必要があります。
  3. タナ:意外と浮いていることもありますが、基本は底〜底上1m付近を丁寧に探ります。

おすすめのエサ

  • エビ類:アルゼンチン赤エビや甘エビの殻付き、ブラックタイガーなど。
  • 身エサ:キビナゴ、カツオの切り身、ササミ。

※釣れたトラフグは、施設スタッフが「身欠き(有毒部位の除去)」を行ってくれる場所がほとんどです。安心して持ち帰ることができますが、事前に処理サービスがあるか確認しておきましょう。

その他、冬に期待できる魚種

ギンザケ(サーモン類)

一部の釣り堀では、冬場にマス類(サーモン、ギンザケ)を放流しています。彼らも低水温を好むため、冬でも活発に回遊します。

  • 狙い方:中層〜表層付近を回遊します。ブドウ虫やオキアミ、またはイクラを使い、誘い続けてリアクションバイトを狙います。

イシガレイ・カレイ類

底ベッタリに張り付いているカレイ類も冬のターゲットです。青イソメを房掛けにして底を這わせ、じっくり待つ釣りが有効です。

ターゲットを切り替える判断基準

朝イチのマダイラッシュがなく、生簀全体が沈黙している時。あるいは放流タイムでクロソイやトラフグが投入された瞬間。それが「思考のスイッチ」を切り替える合図です。

「今日はマダイが渋い」と認めることは、敗北ではありません。勝利への戦略的撤退です。
早々に際(キワ)狙いやワイヤー仕掛けにシフトし、確実なお土産(しかも高級魚)を確保する。この柔軟性こそが、ボウズ(0匹)で帰る人と、クーラー満タンで帰る人の決定的な差となります。

まとめ:マダイへの「固執」を捨てれば、冬はもっと楽しくなる

「海上釣り堀=マダイ釣り」という固定観念を捨てた瞬間、厳寒期の釣り場は「宝の山」に変わります。

マダイが口を使わない時こそ、クロソイやトラフグといった「冬の主役」たちが輝くチャンスです。
彼らを狙う準備(キビナゴやワイヤー仕掛け)を忍ばせておくこと。そして、状況を見て柔軟にターゲットを切り替える判断力。これこそが、冬の釣り堀を制する鍵となります。

  • クロソイの刺し身と煮付け
  • トラフグのてっさとてっちり

帰宅後の食卓には、マダイに勝るとも劣らない、最高に贅沢な冬の味覚が待っています。
寒さに負けず、戦略的に「美味しい魚」を狙い撃ちしてください。

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