マダイ釣りのコツと仕掛け|海上釣り堀で確実に釣果を上げる5つのテクニック【2025年版】

海上釣り堀でマダイを釣り上げた瞬間を描いたサムネイル画像。青い海面を背景に、ウキ付きの釣り竿と赤く輝くマダイが映え、右側には黄色と白の文字で「マダイ釣りのコツと仕掛け|海上釣り堀で確実に釣果を上げる5つのテクニック(2025年版)」と書かれている。

海上釣り堀で最も人気が高い魚といえば「マダイ」。

見た目も華やかで食味も抜群!船釣りでも人気の対象魚……ですが、海上釣り堀でもコツを押さえないと、意外に釣れない魚です。

本記事では、海上釣り堀でマダイを安定して釣るための基本仕掛け、エサ選び、時間帯、誘い方など、初心者でもすぐに実践できる5つのテクニックを紹介します。

釣果ゼロを防ぎたい人や、次こそ釣り上げたい人は必見!

目次

海上釣り堀で狙うマダイとは?

マダイ(真鯛)は海上釣り堀の主役的存在。生け簀(いけす)内に放流された魚の中でも数が多く、サイズも30〜70cmほどと手応え十分です。

釣り堀のマダイは、放流直後ほど食いが良く、時間が経つほどスレて警戒心が強くなります。つまり、釣果の差は「エサの見せ方」と「棚(タナ)の精度」で決まるといっても過言ではありません。

でも安心してください。初心者でもしっかり仕掛けを整えれば、1日で3〜5匹釣ることも珍しくありません。

マダイを釣る仕掛けの基本を整える

マダイ用の仕掛けは「ウキ釣り」が基本です。魚がエサを食べる深さ=棚を正確に合わせることが、最初のポイントになります。

項目推奨スペック理由
竿3〜4mの海上釣り堀専用ロッド短すぎると操作性が落ちる
リールスピニングリール2500〜3000番軽く扱いやすく初心者向き
道糸ナイロン3〜4号クッション性が高く扱いやすい
ハリスフロロカーボン2.5〜3号透明度が高く見切られにくい
マダイ針8〜9号エサを自然に動かせる大きさ

ウキ下(ウキから針までの距離)は、生け簀の水深が8mなら5〜6m前後が基準です。

施設ごとに生け簀の水深は違うため、事前にスタッフへ確認を取るのがベスト。水深を聞くのは恥ずかしいわけではなく、生け簀の網に仕掛けを引っ掛けて損壊するリスクを避けるために必要なことです。

もし食い悪かったり魚がスレている時は?

基本的に活性の高い魚は、上層への意識が強く、活発に泳いでいることが多いです。

逆に活性が低い日は、水底に近い場所でジっとしています。エサを積極的に食べようとしないため、眼前にエサを置く感じでアプローチする必要があります。

このような状況では、30cmずつ棚を下げて探っていくとアタリを得やすくなります。棚は固定概念に囚われないよう、柔軟に動かす勇気が大切です。

マダイのエサは“視覚と匂い”で使い分ける

マダイは嗅覚と視覚の両方でエサを判断する魚です。海上釣り堀では、次の3種が特に効果的。

エサの種類特徴使い方のコツ
ダンゴエサ匂いが強く長持ち朝イチや放流直後に有効
エビ(生・むき)動きと光沢で誘う日中のスレた時間帯に
ササミ白く目立ち小魚の模倣食い渋り時の切り札

特に朝一番の放流直後は匂い系エサがおすすめ。匂いに誘引力があるので、海に入れるだけで釣れることもあります。

昼過ぎの食い渋りタイムは視覚系エサ(エビ・ササミ)が効果的。色が目立つエサを使用して、魚に見つけてもらうことを優先します。ウキ釣りだとエサは水中で固定されがちですが、食い渋りの気配がある時こそ、仕掛けを小まめに動かしてアピールすることが大切です。

冷凍エサを使う場合は、半解凍にして柔らかくしておくと針持ちが良くなります。オキアミは凍ったままだとボロボロと崩れてしまうので、まずは海水に浸けるなどして半解凍しましょう。

棚(タナ)調整でアタリを逃さない

マダイは一日の中で泳ぐ層が変化します。

朝は中層(4〜5m)、昼はやや深め(6〜7m)、午後は再び浅めに上がることも。釣れない時は、同じ場所に仕掛けを落とし続けず30〜50cmずつ上下に棚を変えるのが鉄則。

また、ウキがピクリと動いた時にすぐ合わせるよりも、 ウキが沈み込むまで一拍置き、「食い込ませてから合わせる」ことで、針が口の奥にかかりやすくなります。

時合い(じあい)を逃さない

海上釣り堀では、魚を定期的に放流する放流タイムが最大のチャンス。このタイミングで手を止めていると、あっという間に釣り逃します。

放流直後の魚は警戒心が薄く、派手な動きのエサにも食いつきます。20分を過ぎると反応が鈍るので、最初の10分を全力で攻めるのが理想です。

ポイント

  • 仕掛けをあらかじめ投入位置に構えておく
  • 放流直後は活きエサや強い匂いエサを選択
  • ウキに少しでも動きがあればすぐ合わせる

これらのチャンスタイムを逃した後は、警戒心の高い居残りマダイを狙います。こんな時は「他の人と違うことをする」のが有効打になります。ハリスを細くするとか、エサを変えてみるなど、魚にとっても初めて見る物を演出すると反応をえられることがあります。

放流タイムを制する者が、マダイ釣りを制します。

釣れないときの見直しポイント

マダイが釣れないときは、焦らず次の順でチェックしてみましょう。

  1. 棚のズレ:±50cm変えてみる
  2. エサの鮮度:新しいものに交換
  3. 針サイズ:9号→7号に下げると食い込み改善
  4. 潮向き:生け簀内でも流れのある方向へ投入
  5. 待ちすぎ注意:アタリがなければ5分で打ち直す

「釣れない=魚がいない」ではなく、「仕掛けが合っていない」ケースがほとんど。同じ場所で何人も釣れているなら、棚とエサを真似してみましょう。

特に棚は見逃しポイント。海流で仕掛けが流されていると、水中でハリスが斜めになってしまい、理想の棚に届いてないこともあります。こんな時は途中でガン玉などオモリを追加して対処しましょう。

他にもエサを小さくするとか、ブリ狙い用の泳がせ仕掛けに切り替えるなど━━。釣れないからこそ同じことを続けるのではなく、別の発想とアプローチが潮目を変えてくれるはずです。

マダイ釣りでよくある質問

Q1. どの時間帯が釣りやすい?

→ 朝6:00〜9:00、放流直後、曇天時は特に活性が高い。昼過ぎは食い渋る傾向。放流回数が多い施設のほうがチャンスは多いのでおすすめです。

Q2. タモ入れは自分でする?

→ 基本はスタッフがサポートしてくれます。無理に抜き上げるとハリス切れの原因になります。一人でタモ入れをするコツとしては、竿を立てすぎないこと。

Q3. 同じエサで釣れ続ける?

→ 同じ種類を使い続けるとスレるので、2〜3種類をローテーションしましょう。

Q4. 放流魚以外も釣れる?

→ 稀に青物やシマアジが混ざることがあります。マダイ用の仕掛けでも80cm以内のブリには耐えますが、混合しているなら余裕をもたせたほうが安心。

成功のコツ 〜釣果を伸ばす5ステップ〜

初めてマダイを釣る方は、以下のステップを参考にして「最初の1匹目」を釣り上げてください。

  1. 朝イチにダンゴで1匹目を取る
  2. 放流タイムで集中して2匹目を狙う
  3. 昼はエビやササミでスレ対策
  4. 棚を30cm刻みで調整する
  5. 隣が釣れたら即マネする勇気

どんな魚相手でも、最初の一匹を釣るまでが難しい……。1匹釣ってしまえば「こんなものか」と基準が自分の中に生まれるので、次につながりやすくなります。

もし自分だけ釣れないような状況があるなら、釣れている人と何が違うのかを考えてみることも大切です。トライ&エラーを繰り返すことで、様々な状況に対応することができるようになりますし、テクニックも向上していきます。

【まとめ】マダイを制す者は海上釣り堀を制す

マダイはほぼ全ての海上釣り堀で扱っているので、マダイさえ釣れれば他も釣れます。

まずはエサ、棚、タイミングの3点を押さえましょう。釣れなければどれか一つを動かして、釣れればしばらく固定で攻めましょう。慣れてきたら、自分好みのエサ配合を試したり、潮の流れを読んでみるのも面白いです。

一匹目のマダイを釣った瞬間、その重量感と手応えは忘れられない体験になるでしょう。

次に行く海上釣り堀では、この記事で紹介した5つのテクニックを意識してみてください。あなたのクーラーボックスに、赤く輝くマダイがきっと増えていきます。

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