しまなみ海道の大三島にある「フィッシングパーク大三島」は、海釣り桟橋と釣り堀の両方を楽しめる珍しい施設です。
釣り桟橋は大人1,000円、子供500円で利用でき、自然の海で様々な魚を狙う本格的な釣りが体験できます。一方、釣り堀は3,500円で竿のレンタル代も含まれており、アジやタイなど確実に釣果が得られるのが魅力。釣りの経験や気分に合わせて選べるので、初心者からベテランまで満足できる施設です。
美しい瀬戸内海に囲まれた大三島を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたい海釣りスポットです。
フィッシングパーク大三島の基本情報
- 場所: 愛媛県今治市大三島町宮浦5762番地
- 営業時間: 8:30~16:30(釣り堀は9:00~15:00)
- 定休日: 水曜日(祝日は営業、翌平日が休み)、12/30~1/3の年末年始、天候による閉鎖の可能性あり
- 平均予算: 釣り桟橋(大人1,000円、子供500円)または釣り堀(3,500円)
- レンタル: 釣り桟橋(仕掛け付き釣具500円、ライフジャケット100円)、釣り堀(釣具レンタル料金に含む)
- 釣具の持ち込み: 釣り桟橋(可能、1人3本以内)、釣り堀(任意)
- 釣れる魚: アジ、タイ、メバル、カサゴなど瀬戸内海の魚種
- 注意事項: アミエビ以外の撒き餌不可。投げ釣り禁止。つり糸を3本以上使用するのは禁止(1人2本以内)。
- ウェブサイト: フィッシングパーク大三島 公式サイト
施設の特徴
フィッシングパーク大三島は、「釣り桟橋」と「釣り堀」の2つの施設を持つユニークな釣り場です。利用者は気分や釣りの経験に応じて、どちらかを選ぶことができます。
釣り桟橋の特徴:
- 自然の海での本格的な釣りが楽しめる
- 瀬戸内海の様々な魚種が釣れる可能性がある
- より自然に近い釣りの醍醐味を味わえる
- 料金がリーズナブル(大人1,000円、子供500円)
- 釣具の持ち込みが可能(1人3本まで)
釣り桟橋の使用は投げ釣り禁止の制限はあるものの、釣具の持ち込みが可能なので、多様な釣り方を試せることです。桟橋なので足元に仕掛けを落とすだけでいいですし、ウキ釣りは流すことが可能で、広範囲を狙う時に有効です。
釣り堀の特徴:
- 確実に釣果が得られる
- 「ノーマルコース(アジ)」と「チャレンジコース(タイ)」の2種類から選べる
- 釣具レンタル(4m竿のウキ釣り仕掛け)が料金に含まれている
- 持ち帰り可能な魚の数に制限あり(ノーマルコース5匹、チャレンジコース2匹)
- 初心者や子供でも確実に釣りを楽しめる
基本料金に釣具レンタルが含まれているので、手ぶら可能なことがメリット。持ち帰りに制限はありますが、この料金で十分な釣果を得られるなら安いと思うはずです。
料金体系について
フィッシングパーク大三島の料金体系は、「釣り桟橋」と「釣り堀」で異なります。
釣り桟橋の料金:
種類・区分 | 大人(16才以上) | 小人(6才以上16才未満) |
---|---|---|
全日(4時間以上) | 1,000円 | 500円 |
半日(4時間以内) | 600円 | 300円 |
入園料(見学) | 200円 | 100円 |
釣り具レンタル料金:
- 仕掛け付き釣具: 500円
- ライフジャケット(救命胴衣): 100円
釣り堀の料金:
種類・区分 | 大人(16才以上) | 小人(6才以上16才未満) |
---|---|---|
ノーマルコース(アジ) | 3,500円 | 3,500円 |
チャレンジコース(タイ) | 3,500円 | 3,500円 |
見学料 | 200円 | 100円 |
釣り堀の持ち帰りルール:
- ノーマルコース: 5匹まで持ち帰り可能(超過分は買取)
- チャレンジコース: 2匹まで持ち帰り可能(超過分は買取)
釣った魚は規定数まで持ち帰ることができ、それを超えた分は買い取りとなります。買取価格は施設で確認してください。
注意事項と補足データ
エサ販売をしており、オキアミは100円単位かあるので、少ない時間でもできるように配慮されています。虫エサ(イソメ)も扱っており、サビキ仕掛けの販売もしています。
- 営業時間の違い: 釣り桟橋は8:30~16:30、釣り堀は9:00~15:00と時間が異なります。
- 天候による閉鎖: 荒天時は安全のため閉鎖となる場合があります。訪問前に確認することをおすすめします。
- 釣り桟橋の制限: アミエビ以外の撒き餌は禁止、他人に危害を加える可能性がある投げ釣りも禁止されています。
- 釣り堀の制限: ひっかけ釣り、ルアーの使用は禁止、釣座の移動禁止、撒き餌の使用禁止などのルールがあります。
- 釣具破損時の対応: 特に釣り堀ではレンタル竿を破損した場合は賠償が必要となります。
- アクセス: しまなみ海道経由で車でアクセス可能です。
- 周辺観光: 大山祇神社や多々羅大橋など、大三島の観光スポットと組み合わせて訪れるのがおすすめです。
この施設は、釣り桟橋で本格的な海釣りを楽しみたい方と、釣り堀で確実に釣果を得たい方の両方のニーズに応えられる、珍しい複合型の釣り施設です。
フィッシングパーク大三島のおすすめ釣り方・釣れる魚種の情報
フィッシングパーク大三島では、釣り桟橋と釣り堀で異なる釣り方が楽しめます。それぞれの特徴に合わせたおすすめの釣り方をご紹介します。
釣り桟橋での釣り方
釣り桟橋では瀬戸内海の様々な魚種が狙えます。
アジの釣り方:
- サビキ釣りが効果的
- 小さな群れで回遊してくることが多い
- 朝夕の時間帯が特に活性が高い
- サビキ針のサイズは小さめ(7〜10号)がおすすめ
- アミエビを使用すると寄せ餌効果がある
メバル・カサゴの釣り方:
- ウキ釣りやちょい投げが効果的
- 桟橋の下や周辺の根(岩場)周りを狙う
- エサはイソメやオキアミが効果的
- 朝夕の時間帯や潮の変わり目が良いタイミング
- 小さなアタリでもしっかりとアワセを入れる
クロダイ(チヌ)の釣り方:
- フカセ釣りやウキ釣りが効果的
- エサはオキアミやカニを使用
- 桟橋周辺の構造物を狙う
- 警戒心が強いので、細めのラインを使用
- 朝夕の時間帯が特に狙い目
シーバスの釣り方:
- ルアーフィッシングで狙う(ただし投げ釣りは禁止のため、注意が必要)
- 表層を狙ったルアーの操作が効果的
- 朝夕のマズメ時に活性が高まる
- 小魚が跳ねている場所を重点的に狙う
釣り堀での釣り方
釣り堀では確実に釣果を得られるように設計されています。数釣りかつ簡単なのがいいならノーマルコース。大型を体験したいならチャレンジコースで選ぶといいでしょう。
ノーマルコース(アジ)の釣り方:
- 提供される4m竿のウキ釣り仕掛けを使用
- ウキの深さ調整が重要(スタッフに適切な深さを確認)
- エサをこまめに付け替え、新鮮な状態を保つ
- ウキの動きを注視し、小さなアタリでもアワセを入れる
- 5匹まで持ち帰り可能なので、良いサイズを選んで持ち帰ると良い
アジの買取価格は1匹あたり500円ほどらしいので、5匹以上欲しいかたは、財布の金額と相談して考えましょう。
チャレンジコース(タイ)の釣り方:
- 提供される4m竿のウキ釣り仕掛けを使用
- タイは警戒心が強いので、静かに釣りを行う
- エサはしっかりと針に付け、底付近を狙う
- アタリがあったら一気に合わせる
2匹まで持ち帰り可能なので、大きめのタイを選んで持ち帰りましょう。放流されてから日数が経った大型のマダイもいるようで、意識的に大型狙いをするのもいいですね。
初心者向けのアドバイス
釣りの経験が少ない方へのアドバイスをいくつかご紹介します。
釣り桟橋を選ぶ場合:
- レンタル竿を利用すると手軽に始められる
- スタッフに基本的な釣り方を教えてもらうと良い
- ライフジャケットの着用を忘れずに
- 天候や潮の状態によって釣果が変わることを理解しておく
- 釣れない時間帯があっても焦らない
仕掛けは桟橋から落とすだけでいいから、慣れない道具の操作による「差」が起きにくいことがメリットです。
釣り堀を選ぶ場合:
- 初心者や子供連れは「ノーマルコース(アジ)」がおすすめ
- 大型を体験したい、相手したい方は「チャレンジコース(タイ)」がおすすめ
- レンタル釣具が料金に含まれているので手ぶらでOK
- スタッフの指示に従って釣りを行う
- 釣座の移動は禁止されているので、最初に良い場所を確保
- 持ち帰り制限(5匹または2匹)を超えると買取になるので注意
釣り堀の利用で規定数以上は買取になるので、釣りすぎには注意しましょう。
フィッシングパーク大三島へのおすすめアクセス情報
しまなみ海道沿いにある大三島へのアクセス方法をご紹介します。しまなみ街道は広島県尾道と愛媛県今治を繋いでいる道路なので、基本的に「広島方面」「松山方面」からのルートになります。
車でのアクセス
広島方面から:
- 西瀬戸自動車道(しまなみ海道)を南下
- 大三島ICで降りて約10分
松山方面から:
- 松山自動車道 → 今治小松JCT → しまなみ海道を北上
- 大三島ICで降りて約10分
駐車場情報:
- 施設内に無料駐車場あり
- 大型バスも駐車可能
公共交通機関でのアクセス
バス利用:
- JR今治駅からバスで約70分
- 「フィッシングパーク前」下車すぐ
フェリー利用:
- 広島県尾道市から大三島行きフェリーを利用
- フェリー乗り場から施設までタクシーで約15分
しまなみ海道観光と組み合わせたプラン
1日プラン例:
- 朝、今治市内からレンタカーまたはレンタサイクルで出発
- 多々羅大橋や来島海峡大橋の景色を楽しみながら大三島へ
- 大山祇神社を参拝
- フィッシングパーク大三島で釣りを楽しむ
- 夕方、今治市内に戻る
2日間プラン例:
- 1日目:広島または愛媛から出発し、しまなみ海道の島々を観光
- 大三島または近隣の島で宿泊
- 2日目:朝からフィッシングパーク大三島で釣りを楽しむ
- 午後、残りの島々を観光しながら帰路につく
自転車で釣り施設に立ち寄れるし、かつレンタル釣具もあるしで、とても魅力的なのですが、魚の持ち帰りをどうするかが悩みどころになります。
施設に発泡スチロールがあれば購入し、釣れた魚を梱包して、クール便で家に送る方法がベストでしょう。施設にその案内はないので、要確認してください。
近隣の宿泊施設
大三島周辺の宿泊施設:
- しまなみリゾート 大三島(1泊8,000円〜)
- 旅館 よし田(1泊7,000円〜)
- 民宿 大三島(1泊6,000円〜)
今治市内の宿泊施設:
- 今治国際ホテル(1泊10,000円〜)
- ホテルアジュール今治(1泊8,000円〜)
- スーパーホテル今治(1泊7,000円〜)
周辺の観光スポット
フィッシングパーク大三島周辺には、多くの観光スポットがあります。
主な観光スポット:
- 大山祇神社(日本総鎮守を祀る由緒ある神社)
- 大山祇神社宝物館(国宝・重要文化財を多数所蔵)
- しまなみアースランド(サイクリングターミナル)
- 多々羅大橋(美しい景観を誇る橋)
- 大三島美術館(日本画を中心とした美術館)
釣りの前後に、これらの観光スポットを訪れることで、大三島の魅力をより深く体験することができます。
実際に利用したユーザーの声を抜粋
訪問者の口コミや評価をいくつかご紹介します。
「釣り桟橋と釣り堀が選べるのが良いですね。子供は釣り堀でアジを5匹釣って大喜び、大人は釣り桟橋で本格的な釣りを楽しみました。」(40代男性・家族連れ)
「初めて釣りをする息子と訪れましたが、釣り堀のノーマルコースを選んだおかげで、確実に釣果を得られて成功体験になりました。スタッフの方も親切で助かりました。」(30代女性・家族連れ)
「しまなみ海道サイクリング中に立ち寄りました。釣り桟橋で半日利用してアジやメバルが釣れて大満足。景色も最高でした。」(20代男性・友人と利用)
「釣り堀のチャレンジコースを利用。大きなタイを2匹釣り上げることができて、夕食に刺身と塩焼きで美味しくいただきました。料金以上の価値があります。」(50代男性・夫婦で利用)
【まとめ】フィッシングパーク大三島をおすすめしたい度
フィッシングパーク大三島は、以下のような方に特におすすめできる施設です:
- しまなみ海道観光と合わせて釣りも楽しみたい方
- 釣り初心者と経験者が一緒に訪れる混合グループ
- 確実に釣果を得たい方(釣り堀)と本格的な海釣りを楽しみたい方(釣り桟橋)
- 家族連れで子供に釣りを体験させたい方
- 瀬戸内海の美しい景色を眺めながら釣りを楽しみたい方
最大の魅力は、釣り桟橋と釣り堀の両方を備えており、訪問者のニーズやスキルレベルに合わせて選べる点です。釣り桟橋は自然の海での本格的な釣りが楽しめる一方で、釣り堀は確実に釣果が得られるため、初めての方や子供連れでも安心して利用できます。
料金体系も明確で、釣り桟橋は大人1,000円、子供500円と手頃な価格設定です。釣り堀は3,500円とやや高めですが、釣具レンタルが含まれており、一定数の魚は持ち帰り可能なので、コストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
また、しまなみ海道沿いという立地を活かし、サイクリングや観光と組み合わせたプランを立てやすい点も魅力です。美しい瀬戸内海の風景を眺めながらの釣りは、心身ともにリフレッシュできる体験となるでしょう。
ただし、水曜日は定休日、天候によっては閉鎖される可能性があること、12月30日から1月3日までの年末年始は休業していることに注意が必要です。訪問前に公式サイトやお電話で営業状況を確認することをおすすめします。
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