のとじま臨海公園「海づりセンター」は、石川県七尾市の能登島にある釣り施設です。
水族館に併設された海上に張り出した桟橋で、足元に仕掛けを落とすだけで簡単に魚釣りが楽しめるスポットです。初心者や家族連れでも安心して釣りを楽しめるため、魚釣り未経験の方や観光のついでに立ち寄る方にもおすすめです。
水族館と合わせて訪れると入場料が割引になる特典もあり、一日中楽しめる観光スポットとなっています。
のとじま臨海公園「海づりセンター」の基本情報
- 場所: 〒926-0216 石川県七尾市能登島曲町15-40
- 営業時間: 9:00~17:00(12月1日~3月19日は9:00~16:30)
- 定休日: 12月29日~31日
- 平均予算: 大人1,000円前後(入場料+釣具レンタル+エサ代)
- レンタル: 貸竿1本520円、エサ(青イソメ300円、オキアミ150円)
- 釣具の持ち込み: 可能
- 釣れる魚: クロダイ・メジナ・アジ・サバ・イシダイ・メバル・カレイ
- 注意事項: 入場は閉場の30分前まで。投げ釣り禁止。能登南部に「特別警報・警報・注意報」が発令中は運営を中止する可能性がある。強風により中止の可能性もある。
- ウェブサイト: 海づりセンター | のとじま水族館
料金体系について
のとじま臨海公園「海づりセンター」は一般的な海釣り施設で、入場料のみで釣った魚は原則として持ち帰ることができます。
入場料は大人520円、小中学生310円と良心的な価格設定です。さらに、水族館入場者は100円引きになるので、水族館と合わせて楽しむとよりお得になります。
釣具を持っていなくても心配はいりません。貸竿が1本520円で借りられ、エサも青イソメ300円、オキアミ150円で購入できるので、手ぶらで訪れても十分に楽しめます。
注意事項と補足データ
施設は天候に左右されやすい点に注意が必要です。能登南部に「特別警報・警報・注意報」が発令されている場合や、強風の日は運営が中止になる可能性があります。訪問前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。
また、ここでは投げ釣りは禁止されているため、足元や手前での釣りがメインとなります。遠投する必要がないので、初心者には逆にメリットかもしれません。
駐車場は水族館と共用で約1100台収容可能なので、週末や観光シーズンでも駐車に困ることはほとんどありません。
のとじま臨海公園「海づりセンター」のおすすめ仕掛け・釣りのコツなどの情報
ここでは、初心者でも釣果が上がりやすい3種類の魚と釣り方を紹介します。
メジナ(グレ)の釣り方
メジナは年間を通して釣れる人気の魚です。足元にエサを落とせば釣れますし、引く力も強い相手なので楽しめます。
おすすめの仕掛け:
- 竿: 3〜4メートルの磯竿(レンタル竿でOK)
- 道糸: 3号程度のナイロンライン
- ハリス: 1.5〜2号(1.5〜2m)
- 針: 伊勢尼7〜9号
- ウキ: 中通しウキ(1〜3号)
- エサ: オキアミ(施設で購入可能)
釣りのコツ:
ウキを使った「ウキ釣り」がおすすめです。桟橋の足元にメジナが集まる箇所があるので、スタッフに聞いてみるとよいでしょう。オキアミをエサにして、ウキが少し沈むくらいの深さで誘ってみてください。朝や夕方に活性が高まることが多いです。
クロダイ(チヌ)の釣り方
クロダイは引きが強く、釣り上げた時の達成感が大きい魚です。
おすすめの仕掛け:
- 竿: 3〜5メートルの磯竿(レンタル竿でOK)
- 道糸: 3〜4号のナイロンライン
- ハリス: 2〜2.5号(1.5〜2m)
- 針: 伊勢尼6〜8号
- ウキ: 中通しウキ(2〜4号)
- エサ: 青イソメ(施設で購入可能)
釣りのコツ:
クロダイは警戒心が強いので、なるべく静かに竿を出しましょう。青イソメをエサにして、底付近をねらうのがコツです。ウキは少し大きめを使うと遠投できるので、人が少ない場所を探して釣ってみるのもおすすめです。潮の動きがある時間帯に釣れやすい傾向があります。
メバルの釣り方
メバルは夕方から夜にかけて活性が高まる魚で、味も良く人気があります。
おすすめの仕掛け:
- 竿: 3メートル前後の磯竿(レンタル竿でOK)
- 道糸: 2〜3号のナイロンライン
- ハリス: 1〜1.5号(1〜1.5m)
- 針: 伊勢尼10〜12号
- ウキ: 小型の中通しウキ(0.5〜1号)
- エサ: 青イソメ(施設で購入可能)
釣りのコツ:
メバルは日没前後に活性が高まります。青イソメを小さく切ってエサにし、水面下30cm〜1m程度の層をねらってみましょう。アタリが小さいので、ウキの動きをよく観察することがポイントです。
閉場時間との兼ね合いもありますが、可能であれば夕方の時間帯に訪れるとよいでしょう。
初めて訪れる方へのアドバイス
初めて海づりセンターを訪れる方は、レンタル竿とエサを借りて、スタッフのアドバイスを参考にするのがおすすめです。水深や魚の居場所は日々変わるため、その日の状況に詳しいスタッフに聞くと失敗が少なくなります。
桟橋は海上に張り出しているため、風が強い日は体感温度が下がります。特に冬場は防寒対策をしっかりと行ってください。また、夏場は日差しが強いので、帽子や日焼け止めの用意もお忘れなく。
のとじま臨海公園「海づりセンター」へのおすすめアクセス情報
のとじま臨海公園「海づりセンター」へのアクセス方法をご紹介します。
車でのアクセス
能登島へは能登島大橋を渡ります。アクセス時間の目安は以下の通りです。
- 金沢市から:約1時間10分(約60km)
- 富山市から:約1時間30分(約85km)
- 福井市から:約2時間(約110km)
北陸自動車道の金沢東ICまたは小矢部ICから一般道を利用します。能登島に入ってからは案内標識に従って「のとじま水族館」方面へ向かってください。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関を利用する場合は、JR七尾駅からバスに乗り換えます。
- JR七尾駅から路線バス「のと里山里海号」に乗車
- 「のとじま水族館前」バス停で下車(所要時間約40分)
- バス停からすぐに水族館と海づりセンターがあります
バスの本数は限られているため、事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。
レンタカーを利用する場合
JR七尾駅前にはレンタカー会社があります。観光も兼ねる場合はレンタカーが便利です。
- トヨタレンタカー七尾駅前店
- ニッポンレンタカー七尾駅前営業所
- タイムズカーレンタル七尾駅前店
など、主要なレンタカー会社が揃っています。
近隣の宿泊施設やレンタカーを探すなら
のとじま臨海公園「海づりセンター」は日帰りで十分楽しめますが、周辺の観光も含めて計画されるなら宿泊も検討してみてください。
【最安】ビジネスホテルクラス
- 七尾駅周辺のビジネスホテル:5,000〜8,000円/泊
- アクセス:車で約30分
【平均】温泉旅館クラス
- 和倉温泉の中規模旅館:10,000〜15,000円/泊
- アクセス:車で約20分
【高くてもいい】高級旅館クラス
- 和倉温泉の高級旅館:20,000円〜/泊
- アクセス:車で約20分
和倉温泉は日本有数の温泉地で、釣りの疲れを癒やすのに最適です。海づりと温泉を組み合わせた旅行プランもおすすめです。
実際に利用したユーザーの声を抜粋
Google口コミや公式サイトから、利用者の声をいくつか紹介します。
「水族館と一緒に楽しめるので、家族で来ました。子供も初めての釣りで大喜びでした。貸竿があるので手ぶらで行けるのが良かったです。」(40代男性・家族連れ)
「初心者でしたが、スタッフの方が丁寧に教えてくれて、メジナを3匹釣ることができました。風景も良くて、のんびり過ごせました。」(30代女性)
「水族館で魚を見た後に実際に釣るという体験ができて、子供の勉強にもなりました。餌付けは最初は抵抗があったようですが、慣れると自分でできるようになりました。」(40代女性・家族連れ)
「釣り初心者でしたが、桟橋なので安定していて、波の影響も少なく快適に釣りができました。ただ、強風の日は中止になることもあるので、事前確認をおすすめします。」(50代男性)
【まとめ】のとじま臨海公園「海づりセンター」をおすすめしたい度
のとじま臨海公園「海づりセンター」は、初心者や家族連れにとって非常におすすめできる釣り施設です。特に以下のような方には最適な場所といえるでしょう。
- 釣り初心者で海釣りに挑戦したい方
- 家族で釣りを楽しみたい方
- 水族館見学と合わせて釣り体験もしたい方
- 手ぶらで気軽に釣りを楽しみたい方
料金も比較的リーズナブルで、釣具のレンタルや餌の販売もあるため、急に思い立っても楽しめる手軽さが魅力です。水族館併設という珍しい特徴を活かし、「見て学んで実際に釣る」という一連の体験ができるのも大きな強みです。
施設は年間を通して営業していますが、特におすすめなのは5月〜10月の暖かい時期です。この時期は魚の活性も高く、釣果も期待できます。ただし夏場の日中は日差しが強いため、早朝や夕方がより快適でしょう。
天候に左右される施設ですので、訪問前には必ず公式サイトや電話で営業状況を確認することをお忘れなく。のとじま水族館と合わせて訪れると、一日中楽しめる素晴らしい体験になるでしょう。
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